刀 無銘
兼光
(
かねみつ
)
南北朝時代
戸次道雪〜立花宗茂所用
刃長74.4cm 反1.7m
立花家の由来書によると、この刀は戸次道雪がいつも腰に差していたもので、これを譲り受けた立花宗茂も合戦にはいつも使用していた、とあります。南北朝時代の特徴である身幅広く反りが浅い長寸の刀剣です。銘はありませんが、少なくとも宗茂の時代には、備前国(岡山)の長船兼光の作と極められていました。明治時代の刀剣帳では、御神剱御宝剱に分類されており、文政7(1824)年には、祭礼のときには梅岳宮の神殿におさめることになったと記されています。
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